「部下のAさんは◯◯と言っているんだけれど、一方で部下のBさんは△△と言っている。どちらが正しいのか、誰に聞けば正確な情報なのかわからなくなってしまって、どうしたらいいのでしょうか・・」

こんな悩みを抱えた男性管理職が相談に来られました。

部下が正確な情報を出してくれるポイント

私は、管理職になりたての頃、男性マネージャーの真似をする形で、部下を叱咤激励しているつもりが、上から物を言うような態度で「しっかりしなさい!」「ほら早く対応して!」など、今となってはダメな上司の典型のようなマネジメントを行っていました。

もちろん部下は付いてきてくれず、約50人の部下の一人から「あなたがいるとロクなことがない、と全員が言っていますよ」と言われ、大ショックを受けたものです。

耳の痛い話を受け入れる器があるか?

リーダーとして仕事をしていくためには、時に耳が痛くなるような話を正面から受け入れ、改善する必要に迫られる場面も多々あるものです。しかし、受け入れがたい話を受け止める覚悟がないと、ますます部下の信頼を失い、「あの上司は何を言ってもダメだ」と誰もついこない、トラブルがあっても相談も報告も後手後手になってしまう、といった状況を引き起こしてしまいかねません。

関わり方を変えたら、部下がついてきてくれた!

大ショックを受けた当時の私は、部下の前でこれまでのことを謝罪し、どうすれば仕事がうまくいくか、一緒に考えながら力を合わせて取り組みたい、と思いを伝えました。もちろん、部下に対する関わり方も試行錯誤しながら変えていき、自分が無理なく、部下の力を発揮できるような関わり方を少しずつ構築した結果、「私は細木さんのために働きます」と言ってくれる部下がひとり、またひとりと増え、仕事のピンチをチーム全員で乗り越えることができたのです。(ピンチの詳細はここではとても書けませんので、セミナーでお伝えしています・・)

正確な情報が、管理職のミスリードを防ぐ

仕事がうまく軌道に乗ったのは、日々の仕事の中で部下から上がってくる正確な情報があったからこそでした。私が男性の真似をしたマネジメントを行っていた時には、部下の中には萎縮して何も言えなくなってしまったり、「このぐらい自分でなんとかなるだろう」と自己判断でミスを報告しないという選択をした部下もいました。上司である私が、そうさせてしまっていたということを、その後自分のマネジメントスタイルを変えてから痛感したものです。マネージャーとしてミスリードを防ぐためには、正確な情報をどれだけ収集できるかが肝だと私は考えています。

まず、上司である自分が正確な情報を出すこと

正確な情報を収集するためには、何よりも上司である自分が正確な情報を部下へ提供することが必要です。「発信した分だけ、情報は返ってくる」という体感を持っています。もちろん、上司として部下に全ての情報を渡すことが難しいということもあるかと思いますが、自分の可能な範囲で細かな情報を提供すること、それにプラスして、私は自分の考えていること、今後の方向性なども共有するように心掛けていました。

部下の情報を正確に引き出す

部下が上司に本音を語ること自体、なかなか難しいことかもしれません。しかし、やってできないことはないと思っています。NTT時代からその後現在まで15年ほどの管理職・上司という立場を経験してきた中で、部下の方々から細やかな情報が山のように寄せられたことで、どれだけのミスリードを防いだことか・・・思い返すだけで感謝の思いが溢れてきます。元部下のインタビューで「まずこちらの思いを受け止めてくれる細木さんのスタンスを見習って意識して実践している」と語ってくれた武田さんも、細やかに私をフォローし、ミスがあった時も即座に報告をくれ、部長である私の出番が全くないまま仕事を仕上げてくれたものです。

元部下インタビューの様子。写真左が武田さん。インタビュー動画はこちらから

普段からの関わり方を見直す

日々の仕事という時間の中で、上司と部下の間に絶対的な信頼関係を築く必要があると思っています。この信頼関係は一朝一夕では生まれないことは想像できるかと思いますが、これをたった15分の面談で実現してくれた受講生がいました。しなやか女性リーダー養成講座のメソッド「奇跡の面談術」を活用してくれたのです。上司の影響力は、自分が思っている以上に大きな影響を部下に与えていることを認識して、部下との関わり方をほんの少し変えるだけで、関係性は激変し、部下のモチベーションや生産性を一気に向上させることも可能だということを証明してくれたと感じています。

部下を信頼し、正しい情報を得られる管理職につながるヒントになれば幸いです。

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