新しい取り組みとして、しなやかリーダー塾の卒業生の方々を中心に試行的に更にステップアップして行くための場作りをしています。

その中で先日、Zoomで「なんでも質問会&相談会」を実施いたしました。これは、普段ふと疑問に思ったこと、ちょっとしたことを相談する場として活用してもらうことが目的ではじめましたが、回を重ねるごとに興味深く、実り多い時間となっています。

組織の中の理不尽さと向き合うには

先日の「なんでも質問会&相談会」で出たテーマがこちら。

組織とは理不尽なもの。どう対応するべきか、若しくは、対応すべきではないのか?

私個人の考えとしては、理不尽な事柄に対して、何とかしようという気持ちや姿勢を持つことはとても重要なことだ思っています。その上で、その理不尽さと向き合う方法、対応の仕方、どのように気づきを促していくのかなどを、自分が置かれた立場や周囲からの見られ方を十分意識して、工夫する必要があると考えています。

組織の中の理不尽は、たった1人の人間の思惑が影響している?

組織の中にいると、理不尽な場面や出来事に出くわすことは日常茶飯事かもしれません。組織に属する個々人の中に様々な思惑があり、それぞれの立場から、各自独自の行動を起こしていることもあって、ある一部の人にとっては「理不尽じゃないか!」と頭にくるような事態に陥ってしまうことも頻繁に起こり得ることなのだと思います。

そして、大抵の場合、ある1人の人の思惑が影響して、自分にとって理不尽な状況を引き起こしている状況にたどり着くかと思います。

では、具体的にどのような対応策があるのか見ていきましょう。

対応策1:影響力のある人と連携する

私の場合、相手の人に理不尽だと気づかせるためには、

理不尽な相手にとって影響力のある人との連携

が有効な手立てだと考えています。

例えば、自分の上司が理不尽であるとしたら、その上司のさらに上の上司、もしくは、上司と同列の上司(例:別部署など斜めの関係の上司)といった人物に相談を持ちかけて、一緒に考えてもらい、対策を実行する、ということです。

かつて私は、実際に理不尽さを解消するため、連携する相手を探し、その人と一緒にうまく対応ができた後、私にとって理不尽だった相手から影響を受けることが無くなりました。同時にストレスが激減し、結果としてその理不尽な相手とも良好な関係を築くことが出来たのです。

対応策2:時間をかけて、ジワジワと関係性を構築する

一方、相手が上司や自分よりも立場が上の人だったり、そもそもうまくコミュニケーションが取りづらい人だった場合は、すぐに相手に気づきを促し、巻き込むということは難しいかもしれません。

その場合、まず取り組むべきは、その相手との信頼関係を築くところから始めると良いと思います。

理不尽だと思えることも、見方を変えると納得できる事もあるかもしれません。自分の立場からは理不尽だと思えた事も、相手の立場に立って考えると、自分も同じ決断をしていたかもしれない、と気がつくことも多いものです。理解できる部分に関しては、共感しているということをコミュニケーションを通して伝えるのも信頼関係を構築する一つの方法です。

対応策3:周囲の力を借りる

もちろん、コミュニケーションだけではありません。

信頼関係構築を成功させるポイントは、「周りの人たちの協力を得る」という発想を持つことだと私は考えています。自分が周囲からどのような存在なのかを客観的に見る機会も増えますし、場合によっては理不尽な相手から自分がどのように見えているのか、情報を得られるかもしれません。周囲の人たちとの連携が構築されていくにつれて、組織内での自分の言動についても冷静に分析することも可能になります。その結果、理不尽な相手が受け取りやすい方法で、うまく現状を変えていくことに繋がります。

理不尽さに屈せず、組織の中で行動し続けるために

組織の理不尽さは多くの人が抱えている感情かもしれませんが、所属する組織の特徴・傾向、現在置かれている立場・環境、そして自身の個性や特性といったものを鑑みて、ベストな対応策を自分なりに見出す必要があります。

しなやか女性リーダー養成講座において、6ヶ月間無制限で個別相談を受けている理由は、まさにここにあります。

組織の理不尽さに悩みながら、もう打つ手がない、と苦しんでいる現場の管理職がどんなことでも相談できて、自分にとってベストな対応策を経験豊富なメンターが一緒に考えてくれるという、利害関係がないからこそ実現できるサポートを提供することで、管理職は諦めず組織の中で行動し続け、最終的には企業を良い方向に導くことにつながると考えています。