拙著「女性管理職のためのしなやかマネジメント入門」が増刷され、再販スタートいたしました!


発売日当日に在庫なしという大変なご迷惑をおかけしておりましたが、現在、以下より入手可能となっております。


この書籍が、マネジメントに悩む女性管理職の方の目に留まり、手にしていただくことで日々仕事をする中で少しでもお役に立てることができればこれ以上嬉しいことはありません。

職場の人間関係の重要性

現在も女性活躍推進2.0実態調査の分析に勤しんでいますが、女性の回答データを分析していて気がついたことがありました。

それは、今の仕事に対する満足度が高い人たちの理由として、
「職場の人間関係が良好だから」
という回答が突出している、ということです。
特に技術系職場で仕事をする女性社員にとっては、仕事の量に加えて、高度なスキルを求められることも多く、常にプレッシャーを感じているという傾向があります。

私自身もかつて技術系の職場でSEとして仕事をしていた時には、常に知識のインプットを行い、自分のスキルを高めていかなくてはついて行けないということがあり、日々プレッシャーと戦いながら仕事をしていました。

また、育児や介護など、時間の制約等を持って働く傾向が高い女性社員においては、なおさらプレッシャーを強く感じやすいのではないでしょうか。
そんなときに職場の人間関係が良好であれば、何かあったときにフォローしてもらえる、自分の理想の働き方を実現するサポートをしてもらえる、といったことが可能となっているのでないかと思います。

男女の価値観の違い

男女脳の生物学的な構造の違いから、男性と女性の価値観には違いがあると言われています。

女性の傾向

女性は、横のつながりをとても大切にして、周りとは仲間意識を持って協調して仕事をする傾向が強いと言われています。
もちろん、全ての女性に当てはまるということではないのかもしれません。
とはいえ、女性活躍推進2.0実態調査の女性たちの回答結果からは仕事に対する満足度の理由が「職場の人間関係」であることから、その裏付けとして考えても良いのではないかと思っています。

男性の傾向

もちろん、男性の中にも職場の人間関係に悩む方もいらっしゃると思いますが、女性は仕事に対してその内容を重視する傾向がある一方で、男性は出世や地位を重視するという傾向が見られるため、人間関係そのものが仕事の満足度に影響する度合いという点では、女性と比べると少ないかもしれません。

例えば、職場の人間関係が劣悪だったとしても、役職がついたり、昇格したりすることで、男性は仕事に対するモチベーションを保つことが出来やすいのかもしれません。

女性活躍推進を阻む男女の意識の乖離

女性活躍推進2.0実態調査を通して、男性と女性とでは、一定の意識の乖離が見られる結果が浮き彫りになりつつあることを目の当たりにすると、女性活躍推進の実現を難しくしているのではないか、いや、そもそも女性活躍推進は始まってすらいないのではないか、と思わずにはいられません。

男性も女性もお互いの意識、価値観の違いを理解し認め合い、お互いにとって理想の働き方を実現できる職場環境を作っていくことから始めていければ、女性活躍推進をきっかけにして、多様な人材が安心して成長し活躍できる会社の実現と、そこからもたらされるこれまで以上の成果を手にすることができると私は考えています。