今週は女性活躍推進コンサルティングのため大阪〜岡山の顧問先企業へ訪問しております。

2日前に訪問した大阪の企業様においては、社員の皆さんの驚異的な成長を目の当たりにし、実際に経営者および経営幹部の方々から喜びの声を頂いたことで、成果を確信することができました。

私にとって、お役に立てているという嬉しさが込み上げて、やりがいを実感する瞬間です!

究極の人材育成

「社員には、言われたことだけをやるのではなくて、一段上の視点で自ら課題を見つけて成長し、会社に貢献する人材になって欲しい」

このような切実な本音を、企業の経営者、人事担当、管理職の方々からお話いただくことはよくあることです。私が考える「究極の人材育成」とは

【自立的に成長し、会社に貢献できる】

ということであり、まさに企業が求める理想の社員像であるかもしれません。では、具体的にどのように社員を育成すれば良いのでしょうか。

自立的な社員を育てたいなら「褒めて伸ばす」

今月出版された拙書にも書かせていただきましたが、

私の信条、「人には無限の可能性がある」ということに基づき、育成する立場の人と、育成対象者との間に確固たる信頼関係を醸成することが何より重要であると繰り返しお伝えしております。

そこで、今回は育成担当のための「信頼関係の醸成」に必要な具体的な言動について少し深掘りしてみようと思います。

褒めて伸ばす

私のこれまでの大企業、中小企業の人材育成経験上、最も効果があったと自信を持ってお伝えできるのが

信頼するというあり方を土台として、褒めて伸ばす

ということでした。

もちろん、アメとムチによるメリハリをつけて社員を育てる等の考え方も一理あると思いますが長期的な視点でみると“褒めて伸ばす”という方法が効果的であると感じています。

中には、

「言われていないのでやりませんでした」「仕事量が多すぎて辛いんですけど」「この仕事量にこの給料は見合わない!」

とぼやく社員に対して褒めても仕方ないのでは?と感じる方もいるかもしれません。

確かに、ただ褒めるだけでは、逆効果になってしまう場合もあります。

ここでのポイントは、

褒めるべきところを考慮して、その部分だけを褒める

ということ。褒めるべきところとは、「育成対象の社員がこちらが望む行動をとっている部分」です。改善して欲しいところまで含めて丸ごと褒めるということはしません。

褒めるところがない?

「そもそも育成対象の社員には褒めるべきところは無いんだよ」

こんな心の声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?

ご存知の通り、人には誰しも長所と短所があります。その長所だけに着目して見てみるようにすると、必ず良いところが見つかるはずです。

どんなに小さなことでも構いません。例えば、「毎日の挨拶が気持ちがいい」「必ず約束を守る」などといった、一見当たり前に思えるようなことでもOK。いつも良い行動をしている部分を褒めて、信頼関係を醸成することが第一歩です。

視点と視座を上げる

育成対象者の長所を褒めながらコミュニケーションを重ねることで信頼関係を構築したら、いよいよ会社が求める人物像へ近づいてもらうための「育成」に向けた関わりのスタートです。

まず、会社が求める仕事の進め方まで達していない原因を把握し、共に解決するアプローチから始めるのですが、そのためには育成対象者の“視点”を一段階上にステップアップさせる必要があります。

実際、経営者や管理職という立場にある人には例えば期限一つ守ることの重要性を認識できても、まだ「言われたことをやるのが仕事」という視点で物事を考える成長半ばの社員とでは、取り組む仕事の捉え方・認識レベルに大きな乖離があるものです。

だからこそ、育成担当の思いや、育成対象者へ求める期待、そして会社状況などの情報提供を充分に行った上で、視点・視座を上げてもらうための研修やセミナーの受講、さらには参考となる書籍を読んでもらうことで、意識の醸成を図るのです。

自ら成長する意識を醸成する

視点と視座が上がると、自然と育成対象者の言動が変わり、育成担当の思い描く仕事ぶりに近づいてくるでしょう。そこですかさず、成長した点を褒めるのです。まとめると、

  1. 意識の醸成(=育成担当からの情報共有)
  2. 自立的な情報収集(=育成対象者の視点・視座の向上)
  3. 成長(←更に褒めて伸ばす)

この繰り返しを実践することで、育成対象者は成功体験を手にすることとなり、モチベーションが向上してさらなる成長を自ら求めることへ繋がり、ある時点で自立的に成長し会社に貢献する人材として活躍するようになるのです。

もし、自社の社員に対して、

「もっと成長して欲しい」
「もっと高い視点で仕事をして欲しい」

といった思いがあるのであれば、是非、今回お伝えした【褒めて伸ばす】考え方をお試しいただければと思います。

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