管理職の仕事は、時間的な拘束度はそれほどでもないのですが、精神的な部分で難しいことや、大変な面があります。
そんな時にものを言うのが「精神力」です。

特に女性はメンタルが不安定になりがちなのでいかに冷静さを保って正確な判断ができるか、強い気持ちを持っている必要があります。
今日は、女性管理職の方がモチベーションを維持する仕組みづくりの発想法についてお伝えします。

落ち込んだ底から戻れるきっかけを仕組み化する

モチベーションを維持する仕組みを自分の中で持っている管理職はパワフルです。

今は持っていなくても、この先自分で仕組み化できればマネジメントの仕事がもっと楽になることでしょう。
私がモチベーションを維持する仕組みとしてオススメしているのが以下の3つです。

●コミュニケーション
まずは自分の気持ちを吐き出すようにしましょう。誰かに話しただけでも、こんがらがった気持ちと
頭が徐々に整理されるのを体感している方は多いはずです。

上司でも同僚でもOKです。

落ち込むと「自分はダメだ」と自分を追い込んでしまうことも多々ありますので、そうなる前に
自分からコミュニケーションを取りに行くように心がけると良いと思います。

●同じ立場の人のネットワーク
社内の人がコミュニケーションの相手だと共通言語があって共感してもらいやすいという良い面があります。

一方、社内だとどうしても言えない、しがらみがあるなどの場合は、
社内だけでなく、社外のネットワークを持つことをお勧めします。

できれば、自分と同じような管理職の立場にいる人たちのネットワークがいいですね。
「悩んでいるのは私だけじゃないんだ!」と思えるだけで気持ちが軽くなるものです。

●メンターの存在

自分の本音を全部相談できる相手、それがメンターという存在です。

メンターは、どんな話でも全て受け止める器があり、さらに落ち込んでしまった人のモチベーションと
「自分なんて」という卑下した視点をもう一度ゼロベースへ引き戻すきっかけを与えてくれます。

そこから、更に「あなたならできる」と信じてくれ、背中を押してくれるのです。

そんなメンターを社内外に持っている人は落ち込んだとしても復活することができるという
ことなので、本当に強いと思います。

私の事例〜自己マネジメント〜

私自身はどうしてきたか?について、2つご紹介したいと思います。

■断食(セルフコーチング)

私は体調管理に気を配っており、月1回ペースで断食を行っています。
結局は、その断食の期間はセルフコーチングの手法を使って「視点を変える」
という作業をしているのです。

落ち込む時は一気に底まで落ちていくのですが、復活が意外と早いタイプなのは、
自分自身でメンターの役割をするようにしていたせいもあるかもしれません。

■同僚や上司へ相談(相談内容は取捨選択)

私の心の師匠は「松下幸之助」なのですが、ご本人の元で仕事をしたことはないので
「この人についていく」というようなメンターを特別自分の中で設定はしていませんでした。

もちろん、組織に所属していた時は同僚や上司へ相談していたのですが、全て話すのではなく、
【話の一部を切り取る】
この作業を自分の中で通してから相談していました。

というのも、自分のマネジメントに対する考え方と、周囲の人たちの考え方にフィットしづらい
場面も多かったので、

「●●の場合、私は■■したいのだけど、 あなたはどう思いますか?」

というように、あくまで相手の視点についてアドバイスをもらえるような質問を複数の人に
投げかけてなるべく多くの視点をもらうようにしていました。

***

このような対応を続けることで、少しずつ自分の中で人の助言やアドバイスが蓄積され
次の落ち込みの時の対処法がわかるようになってきたのでした。

番外編〜プロのカウンセラー、プロコーチにサポートしてもらう

プロのカウンセラーの中には、うまく視点を変えてくれる人もいます。
自分と相性の合うカウンセラーに出会うには、自分が持っている課題を実際に乗り越えた経験の有無と、人を受け入れる器の有無を確認することをお勧めします。

私も組織に所属している時、プロカウンセラーの個別相談を受けていました。
私の話にじっくり耳を傾け、全て受け止めるスタンスが素晴らしく、様々な視点を見せてくれました。

しかし、それはプライベートな事に関する相談の場合で、いざ仕事の相談をすると、
回答が不明確で、私の価値観がズレて伝わっているかも?という感覚もあり、
徐々にその人に仕事の相談をすることは控えるようになってしまいました。

実際に家庭環境や夫婦関係が専門のカウンセラーだったので、
きっと自身の実体験があったからこそ、的確でバリエーション豊かなアドバイスを出してくれたのだと思います。

仕事の話に置き換えれば、管理職経験がないと、実際どういうところでつまずいて、
どんな時に悩むのかを理解した上でなければ、相談者が何を望んでいるのかというある程度
想像できなければ的確なアドバイスができないものです。

この経験から、私はプロのカウンセラー・コーチの方を見極めるポイントは

1)経験者である
2)相手の価値観を認めて、価値観に沿った受け入れやすいアドバイスができる

この2点は必須だと考えています。