人の可能性は無限大です。社員は必ずできる、やり遂げられる人だと信じることが一番重要です。
その一方で、モチベーションが底辺にあって、「昇進しなくていいです、このまま言われたことをやる仕事で十分です」という社員に対して、すぐに、無理やりチャレンジするよう促すのは良くありません。そういう社員については、今は成長するタイミングが来ていない、仕事を含めた人生という捉え方についてまだ腑に落ちていない、と判断すると良いでしょう。そのように理解をした上で、その社員を承認をすることで、気づきを与えるような関わりを行っていくことで、成長のタイミング、チャレンジのタイミングをできる限り早めるように心がけると良いでしょう。決して、「この人はできない人だ」と思ってはいけません。

では、今まさに成長しそうな社員をどのように見分ければよいでしょうか?

私の経験上、特に以下のような社員については、積極的にチャレンジする機会を与えるようにしていました。

変わりたいと思っている社員

今はスキルが追いつかず、成果がみられなくても、本人が「変わりたい!」と思っている場合は、“やり方”を知らないだけという場合が多いです。やり方を伝えれば、すぐにチャレンジするモチベーションがあるので、そのタイミングでチャンスを与えると一気に成長します。

常に改善努力をしている社員

「どうしたらうまくいくのだろう」「今回もダメだった」という発言が多い社員は、毎回改善を試みて挑戦している努力をしている人です。当人は自分はまったく成長していないと思いがちなので、上司や人事の立場の人から積極的に承認する声かけをしてあげると良いでしょう。ポイントは、どんなに些細なことでも成長した部分をクローズアップして褒めることです。目標と比べてどれだけ自分ができているか、ではなく、当人の3日前、1週間前といった過去と比べて、現在が少しでも成果が出ていたり、成長していたら認めてあげるようにします。社員の伸び代を大きくするために手を差し伸べるイメージです。するとその社員は自信を深めて、より成果を得やすくなります。

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他にも、努力して現状を変えようとしている社員についても、チャレンジのモチベーションが高いということにつながりますので、その人に対しては惜しみない応援をし続けてほしいと思います。

人は、自分を信じて応援してくれる人の存在があるだけで、どこまでも頑張れるものです。そもそもの能力として、「人間には無限の可能性がある」ということを信じて、その人にあったタイミングで課題やチャンスを適宜与えることができるのが、マネージャーや人事の役割だと私は考えています。