もし、あなたの上司が、突然親の介護のために在宅ワーカーになったとしたら。
今回は、私がサポートしている岐阜の企業様の実例を元に、在宅ワーカーでも管理職が務まるのか?についてお伝えしたいと思います。

在宅ワーカーでも管理職が務まるのか?

岐阜を拠点とする、とある企業様は、女性活躍推進に力を入れたことにより業績を伸ばしておられます。

弊社は、この企業様の女性管理職を隔週・遠隔で育成しており、内容は主にしなやか女性リーダー養成講座をお伝えしながら、本人と現場の両方の悩みや課題を解決するといったサポートです。

取り組みがスタートしてからまもなく、一人の女性管理職(部長職)の方が、家族の介護をしなければならなくなりました。

「会社は理解があるから在宅で仕事はできるけれど、在宅で管理職が務まるのでしょうか・・」

女性は不安そうに私に打ち明けてくれましたが、私は自信を持って「大丈夫です!」と答えました。

私は、部下全員が在宅で管理職を務めていた経験があったこと、そして、そのチームはうまく機能して成果を上げていた事例をお伝えし、さらに、しなやか女性リーダー養成講座の
第1講でお伝えする内容(管理職としてのあり方、会社から求められていることを理解する等)について共有しました。

すると、

「在宅でも管理職は務まるかもしれない」

という姿勢が、その女性管理職の言動から感じられるようになり、少しずつ変化していったのです。

不安から自信に少しずつ変わっていく過程を目の前で見ることができて、私は心底感激しました。

私が、ダイバーシティ推進室を立ち上げる!

現在、この女性管理職を中心に、ダイバーシティ推進室を立ち上げようという取り組みがスタートしています。

もちろん、室長はこの女性です。

先日のウェブ講座を実施したとき、ちょうどビジョン設定の内容をお伝えしたのですが、

「私がダイバーシティ推進室長として みんなを引っ張るビジョンが必要だと思っていたんです。なんとタイムリーな!」

と、モチベーションが上がった様子が画面の向こうから伝わってきました。

また、ウェブ講座の中で

●部下は上司以上に幸せになれない

というお話をした際、この女性が、

「うちの社長が同じことをよく言っているんです。 経営者って、みんなそういう意識なんですね・・」

と納得された表情から、ウェブ講座が始まった直後は自分には管理職はできないかもしれないと不安だった状態から、今はまったく別のステージに来ている、何よりその在り方が変わった!と私は確信しました。

管理職である自分が率先してお手本になること

管理職の仕事は現場でみっちり付き添っていないと務まらない、という誤解がまだまだあることを感じています。

もちろん、全く現場にいなくていいということはないかと思いますが、それでも知恵を絞れば工夫の余地はあるものです。

介護が始まったら時間短縮勤務になるから管理職は務まらないと思い込んでいては非常にもったいないと思います。

今回ご紹介した女性管理職のように、在宅ワークでも楽しみながらチームをまとめて、目標を達成できるんだと思いながら仕事に取り組むということは大事だと思います。

できないと思っていることを、できると思って色々試してみると、思いがけない仕組みや成果につながるかもしれません。

管理職であればなおさら、あきらめずに取り組む姿勢は必要なのではないかと思っています。