上司と部下ですれ違う思い」という記事では、良かれと思った上司の対応が部下を苦しめているという相談を受けて、私の経験談「上司と部下ですれ違う思いを解消する方法」を研修でお伝えしたという内容でした。今回は、その研修内容のポイントをご紹介したいと思います。

適切な対応につなげるために

時間短縮勤務で働く女性社員の負担を減らそうと、軽めの業務をお願いしていたが、女性社員は仕事内容が不満だった・・・という気持ちのすれ違いが起こっていた、という話を聞いて、

「今は仕事のペースを落とす時期だって割り切って考えればいいのでは?」

と考える上司の方もいらっしゃるかもしれません。確かに、同様に考えている女性社員であれば、その対応は正解だと思います。

しかし、これは人によっても考え方が違うことがあり、仕事がしたいと思っている女性にとっては酷な話なのです。

「やりたいことが思い切り出来ない」という状況は、辛いことだと思いませんか?

こうならないようにするためには、大きく2つの対策があると考えています。

誤解していないだろうか?と常に考える

1つ目は、誤解している可能性を常に考えるということです。

自分が相手のことを理解していると思い込んでいると思わぬ気持ちのすれ違いが起こって、そのまま進むと取り返しのつかないことに発展することもあります。

「自分は誤解をしているかもしれない」
「自分の思い込みかもしれない」

ということを、私は常に念頭に置いて行動することを心がけています。

そうすることで、本人に本音の気持ちを聞いてみよう、コミュニケーションをとってみようという気持ちになり、それが適切な対応につながっていくと考えています。

「保護」ではなく、「活かす」

2つ目は、女性社員は保護するという考え方ではなく、活かすという考え方を持つということです。

実際に、育児や介護をしている人は、時間の使い方がとても上手です。

限られた時間の中で、常に複数のことを並行で、行わざるを得ない環境に置かれているため、自然といろいろな工夫をしているのです。

これを仕事の場面で発揮したとしたら・・
さらに、その工夫を周囲の社員たちにも水平展開したとしたら・・・

劇的に生産性が上がると思いませんか?

私も過去に時間短縮勤務の社員に業務効率化施策の検討、実施をしてもらったことがありましたが、その効果は目覚ましいものでした。

重要なのは、戦力外と思うのではなく、今の状況で活かせることはないか、という発想の転換で考えることです。